目次
クロコダイルの弱みとは
スポンサーリンク
イワンコフ「ちょっと昔ね・・・コイツがまだルーキーと呼ばれた時代・・・・・・!!
大丈夫よ 万が一ヴァターシ達を裏切るような行動に出てもヴァターシが抑え込むから・・・一切 信用できないけど・・・
ン~~~フフフ ヴァターシは
コイツの弱みを”弱み"を一つ握っている・・・!!!」
出典:ワンピース
インペルダウン編のレベル6でクロコダイルがルフィに牢屋から出すように依頼した時、イワンコフはクロコダイルの弱みを1つ握っていると話しています。
この弱みは一体何なのか?考察してみました。
王下七武海のモデルは七英雄
王下七武海のモデルはロマンシング・サガ2に登場する七英雄だと言われていますが、七英雄の設定とかなり似ているので、まず間違いないと思われます。
ロマンシング・サガ2とは1993年に発売されたスーパーファミコン用のゲームソフトです。
ロマンシング・サガ2の七英雄
- ノエル : 天才剣士。七英雄の中でも最も紳士的な人物
- ワグナス : 七英雄のリーダー。古代人を探す為に国を支配しようとする。
- クジンシー : ゾンビや霊体を配下に持つ。嫌われ者。
- ロッケブーケ : 男性を魅了する。夢はワグナスとの結婚。
- スービエ : 魚人で大津波を起こす。
- ボクオーン : ずる賢く金儲けを目的とする。人間を操り人形のように操作するマリオネットが得意技。
- ダンターグ : 暴れ者。体を強化改造していく。
これはもう王下七武海そのままです。
- ノエル = ジュラキュール・ミホーク(最強の剣士)
- ワグナス = クロコダイル(古代兵器を探すためにアラバスタを支配する)
- クジンシー = ゲッコー・モリア(ゾンビ兵)
- ロッケブーケ = ボア・ハンコック(メロメロの実、ルフィに夢中)
- スービエ = ジンベエ(魚人)
- ボクオーン = ドンキホーテ・ドフラミンゴ(闇のブローカー、イトイトの実)
- ダンターグ = バーソロミュー・くま(暴君、改造人間)
クロコダイルのモデルとなっている「ワグナス」についてもう少し詳細を調べてみました。
本人は七英雄の中でも最強と語る。男性であるが、同化の法で女性タイプの多い妖精系/鳥系のモンスターを取り込んだためか性別を超越した女性的な姿をしている
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
クロコダイルのモデルになっている「ワグナス」は男性ではあるが、見た目が女性の姿をしています。
クロコダイル元女説
クロコダイルのモデルになっている「ワグナス」が女性の姿をしているので、クロコダイルは元女性なのではないか言われています。他にもクロコダイルが元女性と言われている理由は以下です。
ピアスの位置
ピアスは一般的に男性は左耳、女性は右耳にあけます。これは中世ヨーロッパの文化に由来していると言われています。そして男性が右耳にあける場合は「ゲイ(男性同性愛者)」と言われています。
出典:ワンピース『58巻』
クロコダイルはピアスを右につけているので、このピアスが元女なのではと言われている理由の1つ。
イワンコフの"ホルホルの実"の存在
クロコダイルの弱みを握っているイワンコフは"ホルホルの実"の能力者です。"ホルホルの実"はホルモンを自在に操れるので、男性を女性にすることや、女性に男性にすることが出来ます。クロコダイルは昔女性で、イワンコフにより男性になったのではというのが、クロコダイル元女説です。
クロコダイルの元女説を否定
クロコダイルの元女説ですが、私は違うと思っています。
イワンコフに男にしてもらったのであれば、弱みにならない
クロコダイルが希望してイワンコフに男にしてもらったのであれば、そもそも弱みにはならないと考えられます。むしろイワンコフは恩人です。逆にクロコダイルが希望していないのに、無理やり男に変えたのであれば、弱みどころかイワンコフを恨んでいるはずです。
イワンコフの態度とクロコダイルの態度を見る限り、クロコダイルはイワンコフには逆らえない感じがしました。なぜなら弱みを握られているからです。イワンコフを倒して口封じすれば良いかもしれませんが、きっとイワンコフに逆らえない理由があると考えられます。
イワンコフが弱みを握ったのは、クロコダイルがルーキーの時代
イワンコフが弱みを握ったのは、クロコダイルがルーキーの時代です。もしクロコダイルが元女でルーキーの時代にイワンコフにより男に変えられたのであれば、他にも秘密を知っている人物が沢山いるはずです。クロコダイル程の実力者なので、ルーキー時代でもそこそこ名前は売れていたと想像できます。そう考えるとイワンコフが握っている弱みは違うことだと考えられます。
スポンサーリンク
クロコダイルは元女性ではなく、ゲイ(男性同性愛者)である
イワンコフが握っている弱みとは、クロコダイルのコンプレックスだと予想しています。そのコンプレックスは男性が好きであること。
クロコダイルのモデルになっているロマンシング・サガ2の「ワグナス」は女性の姿をしているが男性です。そう考えるとクロコダイルも女性にあこがれている男性と考える方が自然だと思います。
ピアスも意味そのままで男性が右耳につけているので「ゲイ」だと考えられます。
イワンコフはクロコダイルにとって願望を叶えられる唯一の存在
クロコダイルはルーキー時代に、ずっと探していた"ホルホルの実"の能力者であるイワンコフに会えたのだと思います。そしてクロコダイルの願望を伝え女性にしてもらおうとしたのではと考えられます。しかしイワンコフはそれを断った。
クロコダイルはイワンコフが憎いが、自分の願望を叶えることが出来る唯一の存在であるイワンコフを倒すことは出来なかったのではないでしょうか。(そもそもイワンコフの方が強いと考えられますが)
スポンサーリンク
クロコダイルは白ひげに好意を抱いていた!?
頂上決戦でのクロコダイルの活躍は凄かったです。ただそれにしても普段冷静なクロコダイルが感情をむき出しにしていました。白ひげへの執着が凄かったように感じます。
過去に白ひげに負けて、悔しい思いをしたからなのかもしれませんが、それであればルフィにも負けています。しかしルフィにはそこまで興味を示していません。
頂上決戦でクロコダイルは白ひげの命を狙います。クロコダイルは過去に白ひげに負けているので、その恨みの可能性も高いですが、これは白ひげが好きだがどうすることも出来ない複雑な心境からくるものではないでしょうか。
(白ひげがいなくなればこんなに苦しむことはないという複雑な気持ち。またクロコダイルは白ひげが最強なのを知っています。
クロコダイルがいくら攻撃しても白ひげが死なないことも理解していたはずです)
出典:ワンピース
最強だった白ひげがスクアードに刺された時、クロコダイルの感情を爆発させました。
みっともねェじゃねェか!!!
"白ひげ"ェ!!!
おれは そんな "弱ェ男"に負けたつもりはねェぞ!!!
出典:ワンピース
この時、心の声では「死ぬんじゃねェぞ白ひげ!!!」と叫んでいたに違いありません。そしてこのシーンでクロコダイルの言葉に反応しているのがイワンコフとダズ・ボーネス(Mr.1)です。きっとこの2人はクロコダイルの秘密を知っている唯一の存在なんだと思います。
最強だった白ひげがスクアードに刺された事は深刻な事態です。マルコのセリフからそれは感じられます。
・・・そうだ 何より・・・!!! 避けられたハズなんだよい・・・!!!
今までのオヤジなら・・・!!! どれだけ不意をつかれても
心を許した仲間の攻撃だろうとも
こんなもんくらうアンタじゃなかった・・・!!
それが問題なんだよい・・・!!
体調は悪化するばかりだ!!!
出典:ワンピース『58巻』
クロコダイルも最強だった白ひげの異変に気が付いたはずです。ここからクロコダイルは白ひげを守ることに全力を注ぎます。
出典:ワンピース『58巻』
出典:ワンピース『58巻』
クロコダイルよりも格上であるミホークやドフラミンゴにも全力で戦うクロコダイル。いつもの冷静なクロコダイルとは違ったイメージでした。愛する人である白ひげのピンチにクロコダイルもアドレナリン出まくりという感じがしました。
そして遂に白ひげは頂上決戦で命を落としました。
出典:ワンピース『59巻』
完全なる格上である赤犬にも攻撃しています。
出典:ワンピース『59巻』
ルフィを助けるシーンはルフィを助けたのではなく、白ひげが守りたかった物を守ったのだと思います。そしてクロコダイルのセリフである「守りてェもんはしっかり守りやがれ」これはクロコダイル本人に言っているセリフのようにも聞こえます。(白ひげを守れなかったクロコダイルの心の叫び)
そして594話でのダズとの会話
ダズ「麦わらは"傷"を負っている。傷ってのはそう簡単に消えますか…?」
クロコダイル「クク…生意気な野郎だ、おれへの当てつけか?こっちはもう癒えてる…それが証拠に…これからおれは懐かしい"新世界"に入る…ついてくるか?」
ダズ「勿論」出典:ワンピース『594話』
クロコダイルが傷は癒えたと言っています。この傷とは愛する白ひげが無くなったことによる傷だと考えられます。クロコダイルは白ひげが無くなりショックだったに違いありません。
その証拠に594話で登場したクロコダイルの右耳にはピアスがついてないのです。
(※インペルダウンや頂上決戦でもピアスはついていないが、それは没収された可能性あり、脱獄後は再びピアスをつけていても不思議ではないが、ついていない)
これは愛する白ひげがいなくなったので、女になる理由が無くなったことを示していると考えられます。男として生きていく決心がついたシーンだったのではないでしょうか。
スポンサーリンク
結論「イワンコフが握っていた弱みは、白ひげに好意を抱き女性になりたかったこと」である
クロコダイルの弱みについて考察してみました。頂上決戦のクロコダイルは明らかに動揺していて、赤犬やミホーク、ドフラミンゴと格上の相手にも関わらず白ひげを守るために全力を尽くしていました。
イワンコフに弱みを握られていて逆らえなかったのは、イワンコフが唯一クロコダイルを女性に出来る存在だったからだと思っています。
クロコダイルも新世界に入っているので、再登場は確実だと思っています。今後の登場に期待しています。