目次
ブラックマリアの歌について考察
ワンピース第992話で登場した百獣海賊団飛び六胞「ブラックマリア」の歌。
雪の降る夜
逢いたくて逢いたくて
でもそれがずっと・・・!!
叶わなかった2人が
ついに出逢うのよ!!
月明かりの下で
その高揚っ!!!
出典:ワンピース第992話
本記事では、この意味深な歌詞であるブラックマリアの歌について考察しています。
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ついに出逢う2人とは
ブラックマリアの歌は「会いたい」や「出会う」ではなく「逢いたい」「出逢う」と表現されています。
「逢う」や「出逢う」には運命的な出会いという意味があり、「恋人に逢う」「好きな人と逢う」「運命の人に出逢う」というように、男女が会う場合に使うことが多い言葉です。
考察1「光月モモの助」と「ヤマト」
ブラックマリアが「逢いたくて逢いたくて でもそれがずっと・・・!! 叶わなかった2人が」と歌っているシーンの描写が「モモの助」を抱っこして逃げる「しのぶ」を追いかけている「ヤマト」のシーンです。
この描写から「モモの助」と「ヤマト」のことを歌っていると考えられます。
ただし「ヤマト」が一方的に「モモの助」に会いたかっただけであり、「モモの助」は「ヤマト」のことを知りません。
「ヤマト」がなぜ、光月家の味方をするのか。まだまだ、謎が多い人物である「ヤマト」。
もしかしたら「ヤマト」は「モモの助」にとっても「逢いたい」と感じる人物なのかもしれません。
また、もしブラックマリアの歌が「ヤマト」と「モモの助」のことを歌っているのであれば、ブラックマリアは「ヤマト」もしくは「光月家」に近い存在なのかもしれません。
考察2「光月モモの助」と「光月日和」
「モモの助」と「日和」は、まだ逢っていません。
「ついに出逢うのよ!!月明かりの下で その高揚っ!!!」というのは、カイドウを倒した後「モモの助」と「日和」が出逢うことを表現しているのかもしれません。
また「月明り」というキーワード、これは「世界の夜明け」と関連しているのか。
数百年間
我ら一族と
"光月家"が待ち続けた
世界を夜明けへと
導く者達だ!!
出典:ワンピース第877話
第877話では、ペドロがルフィ達のことを「世界を夜明けへと導く者達」と表現しています。
カイドウを倒し、ワノ国を開国することで「世界を夜明けへと導く」のかもしれません。
また「光月トキ」が残した言葉。この辺りも関係しているかもしれません。
月は夜明けを知らぬ君
叶わばその一念は
二十年を編む月夜に九つの影を落とし...
まばゆき夜明けを知る君と成る
出典:ワンピース第919話
考察3 海王類が話す「2人の王」
2人が出逢うというキーワードで思い出すのが、魚人島での航海中に、ロジャーと光月おでんが聞いた海王類の会話です。
生まれてくるよ......!!
僕たちの王が生まれるよ...
遠い海でも生まれるね...
2人の王がまた出会う日をクジラ達も喜んでいる
出典:ワンピース第968話
海王類の話では、2人の王が生まれ、いずれ出会うことが判明しています。
ただ、海王類の話す2人の王は「出会う」という表現をしています。それに比べてブラックマリアの歌は「出逢う」という表現です。
そう考えると、ブラックマリアの歌で「出逢う2人」は、海王類が話す「2人の王」のことではなさそうです。
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光月日和が弾いていた「つきひめ」との関係性
光月日和がオロチのお城で弾いていた曲のタイトルは「つきひめ」です。
光月おでん「 腕を上げたな日和!! おれは その曲 好きだぞ! 」
光月日和「 ほんと? 「つきひめ」っていうのよ! 」
出典:ワンピース第973話
光月日和は弾いていただけで歌ってません。「つきひめ」には歌詞があり、ブラックマリアが歌っていた曲は「つきひめ」だったということも考えられます。
ワンピースでは「月」に関連する情報が沢山登場しています。
例えば、扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」では、過去に月の民は資源を求め地球へ移住している事実が判明しています。
もし、月に「姫」が存在していたのであれば、その「姫」も地球に移住してきているはずです。「つきひめ」という歌はそんな「月の姫」のことを歌っている歌なのではないでしょうか。
ブラックマリアの歌は、「月の姫」と誰か(男性)が運命的に出逢う歌という線も考えられるかもしれません。
終わりに
百獣海賊団飛び六胞「ブラックマリア」の歌について考察してみました。
「ブラックマリア」の歌っていた曲は、ブラックマリアが作ったものなのか、もともとある歌をブラックマリアが歌っていたのかは不明ですが、この歌の歌詞は何かを示しているようにも感じられる内容です。
「雪の降る夜、月明りの下でついに出逢う2人とは?」
今後の展開が楽しみです!