目次
なぜ頂上決戦のクロコダイルは全力だったのか!?
アラバスタ編で犯罪組織「バロックワークス」を作り、アラバスタを乗っ取ろう計画していた頭の切れる男である元王下七武海のサー・クロコダイル。
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アラバスタ編でルフィに敗れインペルダウンのレベル6にいたクロコダイルですが、ジンベエ等と共に脱獄し頂上決戦に参戦しました。
この頂上決戦で、冷静なイメージであるクロコダイルが珍しく感情を爆発させていました。
出典:ワンピース
なぜクロコダイルがあんなに全力で感情を爆発させたのか考察してみました。
序盤は冷静なクロコダイルで白ひげの命を狙う
出典:ワンピース
序盤はいつも通り冷静なクロコダイルでした。
頂上決戦の場であるマリンフォードに到着した途端、過去に敗北した相手である「白ひげ」の命を狙っていました。
ここで気になるのが、敗北した相手であれば「ルフィ」にも負けています。しかしルフィにはそこまで執着せず、白ひげに対してのみ凄い執着をしているように感じます。
感情を爆発させた後半
海軍本部"大将"赤犬の作戦により、最強だった白ひげがスクアードに刺された時、クロコダイルは感情を爆発させます。
みっともねェじゃねェか!!!
“白ひげ”ェ!!!
おれは そんな “弱ェ男”に負けたつもりはねェぞ!!!
出典:ワンピース
この時、心の声では「死ぬんじゃねェぞ白ひげ!!!」と叫んでいたのではないでしょうか。
最強だった白ひげの衰えを感じたクロコダイルは
ここから
白ひげを守ることに全力を注ぎます
出典:ワンピース
アラバスタ編を見る限りクロコダイルは覇気が使えないと考えられます。ということは頂上決戦の時も覇気は使えないはずです。
覇気使いである「ドフラミンゴ」や「ミホーク」、海軍本部"大将"「赤犬」は明らかな格上でありクロコダイルには勝てる見込みのない相手に真正面から戦いを挑んでいます。
もうアドレナリン出まくりといった感じです。
なぜそこまで白ひげを守ることに全力を尽くしていたのでしょうか。
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クロコダイルは白ひげに好意を抱いていた
クロコダイルは右耳にピアスを付けています。ピアスは一般的に男性は左耳、女性は右耳にあけます。これは中世ヨーロッパの文化に由来していると言われています。そして男性が右耳にあける場合は「ゲイ(男性同性愛者)」と言われています。
ということは
クロコダイルはゲイ(男性同性愛者)なのではないかと予想しています。
出典:ワンピース
イワンコフが握っているクロコダイルの弱みは、イワンコフが唯一クロコダイルの希望を叶えられる存在であること
イワンコフ「ちょっと昔ね・・・コイツがまだルーキーと呼ばれた時代・・・・・・!!
大丈夫よ 万が一ヴァターシ達を裏切るような行動に出てもヴァターシが抑え込むから・・・
一切 信用できないけど・・・
ン~~~フフフ ヴァターシは
コイツの弱みを”弱み”を一つ握っている・・・!!!」
出典:ワンピース
インペルダウン編のレベル6でクロコダイルがルフィに牢屋から出すように依頼した時、イワンコフはクロコダイルの弱みを1つ握っていると話しています。
この弱みとは何なのか?
それは
ゲイ(男性同性愛者)であるクロコダイル(※予想)が好意を寄せる「白ひげ」の為に、
女になろうとしている
ことなのではないかと予想しています。
イワンコフは過去にクロコダイルに女にしてほしいと依頼を受けて断っているのではないでしょうか。クロコダイルにとって唯一、自分を女にできる存在であるイワンコフは貴重な存在であり、逆らうことができない。
それがイワンコフの握っている弱みなんじゃないかと予想しています。
クロコダイルのモデルとなっている「ワグナス」は見た目が女性の姿をした男である
王下七武海のモデルはロマンシング・サガ2に登場する七英雄と言われています。キャラクター設定が似ているので、まず間違いないと考えられます。
本人は七英雄の中でも最強と語る。男性であるが、同化の法で女性タイプの多い妖精系/鳥系のモンスターを取り込んだためか性別を超越した女性的な姿をしている
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
クロコダイルのモデルになっている「ワグナス」は男性ではあるが、見た目が女性の姿をしています。
クロコダイルは頂上決戦の後に右耳のピアスを外している
ワンピース第594話でのダズとの会話
ダズ「麦わらは”傷”を負っている。傷ってのはそう簡単に消えますか…?」
クロコダイル「クク…生意気な野郎だ、おれへの当てつけか?こっちはもう癒えてる…それが証拠に…これからおれは懐かしい”新世界”に入る…ついてくるか?」
ダズ「勿論」
出典:ワンピース『594話』
ダズのセリフにある「麦わらは"傷"を負っている」
これは、ルフィにとって大切な存在である兄「エース」の死を表していると考えられます。
ではクロコダイルの「こっちはもう癒えている」とはどういう意味なのでしょうか。
これは、クロコダイルにとって大切な存在であった「白ひげ」の死を意味しているのではないでしょうか。
その証拠に頂上決戦後に登場したクロコダイルの右耳にはピアスがついていないのです。
(※インペルダウンや頂上決戦でもピアスはついていないが、それは没収された可能性あり、脱獄後は再びピアスをつけていても不思議ではないが、ついていない)
これは愛する白ひげがいなくなったので、女になる理由が無くなったことを示していると考えられます。
男として生きていく決心がついたシーンだったのではないでしょうか。
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終わりに
なぜ頂上決戦のクロコダイルは全力だったのかについて考察してみました。頂上決戦でのクロコダイルはあきらかに全力で白ひげを守ろうとしていて、格上である「ドフラミンゴ」や「ミホーク」、「赤犬」にも積極的に戦いを挑んでいます。
出典:ワンピース
そして最後のルフィを助けるシーンはルフィを助けたのではなく、白ひげが守りたかった物を守ったのだと思います。
そしてクロコダイルのセリフである「守りてェもんはしっかり守りやがれ」
これはクロコダイル本人に言っているセリフのようにも聞こえます。
(白ひげを守れなかったクロコダイルの心の叫び)
[結論]
頂上決戦でクロコダイルが感情を爆発させていたのは
クロコダイルが好意を抱いていた「白ひげ」の死をリアルに感じたため、全力で「白ひげ」を助けようとしていた