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劇場版『ONE PIECE STAMPEDE (スタンピード)』でのクロコダイルの矛盾を考察
出典:ワンピース
現在、公開中の大人気映画 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE (スタンピード)』
王下七武海や最悪の世代など、数々の人気キャラクター達が競演する夢のような展開です。
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スタンピードで登場する、元ロジャー海賊団船員で「“鬼”の跡目」と呼ばれる人物「ダグラス・バレット(45歳)」は、18歳の時点で当時の冥王レイリーに匹敵する実力だったといわれています。
そんな実力者である「ダグラス・バレット」が19歳の時、クロコダイル(当時20歳)と戦うも決着がつかなかったというのです。
クロコダイルといえば、アラバスタ編で「覇気」や「ギア2」を覚える前のルフィに敗れています。明らかに強さの設定が矛盾しているように感じています。
映画は、本編とは別物と考えるべきなのか、もしくは説明できる理由があるのか。
本記事では「サー・クロコダイル」の強さの矛盾について考察してみました。
サー・クロコダイルの時系列を整理
年表 | 説明 |
46年前 | サー・クロコダイル誕生 |
26年前 | 20歳のクロコダイルはバレット(当時19歳)と戦うも決着はつかず |
26年前 ~ 22年前 | 王下七武海に加盟(20代前半)※王下七武海に加盟後に白ひげに挑み惨敗(年齢は不明) |
6年前 | 秘密犯罪会社バロックワークスを立ち上げる(当時40歳) |
2年前 | ルフィに敗北し王下七武海の称号を剥奪される(当時44歳) |
クロコダイルは、ルーキーと呼ばれた時代である20代前半に王下七武海に加入し、その後約20年間、王下七武海として活動しています。
懸賞金は、ルーキ時代に王下七武海に加入していることもあり元8100万ベリーと低めな設定です。
26年前にバレット(当時19歳)と互角に渡り合っている実力を考えると、8100万ベリーは低すぎる設定のようにも感じます。本当にバレットが18歳の時点で当時の冥王レイリーに匹敵する実力者であれば、当時のクロコダイルは、5億ベリーくらいの懸賞金があっても不思議ではないと考えられます。
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2年前のクロコダイルは覇気が使えていなかった
アラバスタ編で登場したクロコダイルは、覇気を使っていなかった(覇気が使えない)と考えられます。その理由は覇気を使っている描写がないからです。
「スナスナの実」は非常に優秀な悪魔の実であり、ルフィ相手には「スナスナの実」の能力があれば覇気を使う必要がないという理由で、使っている描写がない可能性もあります。
しかし、アラバスタ編の次の冒険である空島編では「マントラ」が登場しており、ルフィ達は行動が読まれることで苦戦している描写がしっかり描かれています。
そう考えると2年前のクロコダイルは覇気が使えなかったと考えるのが自然です。
当時の冥王レイリーに匹敵する実力者といわれている「バレット」と、クロコダイルは本当に互角な戦いが出来ていたのでしょうか。正直、強さの設定が矛盾しているように感じてしまいます。
クロコダイルは当時から成長していない!?衰えている可能性すらある!?
D:76巻 第762話でローがコラさんを刺すシーン。
コラさんの持ってる新聞記事にクロコダイルを見つけました。
それはどのような記事だったんですか?
O:はい、よく見つけましたね~。
確かに、よく見るとクロコダイルです。
これはローが10歳、ドフラミンゴが25歳の16年前の世界。
クロコダイルは30歳の年齢です。
若い頃は、ルフィ達の様に破竹の勢いで海にその名を轟かせましたが、割と早い20代前半で“七武海”に加盟し、その後白ひげに挑み惨敗しています。
一旦大人しくなったものの、彼の野心はアラバスタ王国に向けられ、丁度その頃は七武海として海賊を狩る英雄の扱いで、度々新聞に載ってました。
つまり答えは英雄記事です。
出典:ワンピース『78巻 SBS』
ワンピース78巻のSBSで、クロコダイルの経歴が紹介されていました。
破竹の勢いで海にその名を轟かせたクロコダイルは、20代前半で“七武海”に加盟し、その後白ひげに挑み惨敗。
白ひげに惨敗した後、クロコダイルは「一旦大人しくなった」というのです。そして、その後はクロコダイルの野心はアラバスタ王国に向けられたと書かれています。
クロコダイルがアラバスタ王国をターゲットにしていたのは、古代兵器「プルトン」が目的でした。白ひげに惨敗したクロコダイルは、カイドウに敗れたモリアと同様に、自力ではなく他力の力を借りる(古代兵器プルトン)という選択をしているのです。
もしかしたら、クロコダイルは「白ひげ」に惨敗した当時から、強さが変わっていないのかもしれません。もしくは衰えている可能性すらあると考えられます。
グランドライン前半にあるアラバスタ王国で20年近く、七武海として海賊を狩る英雄の演技をしていたのです。20代の頃に比べて強さが衰えていても、まったく不思議ではありません。
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バレットとは相性が良かった
バレットは物を合体させる「ガシャガシャの実」の能力者です。
物を合体させるバレットに対し「クロコダイル」は合体させる物事態を砂に変えることができ、バレットの能力とは相性が良かったと考えられます。
この相性が、当時のクロコダイル(当時20歳)とバレット(当時19歳)が互角だった理由の一つではないかと考えています。
※バレットは当時「悪魔の実」の能力を覚醒させていなかったと予想しています。
終わりに
大人気映画 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE (スタンピード)』でのクロコダイルの強さ設定の矛盾について考察してみました。
2年前のルフィに敗れたクロコダイルが、当時の冥王レイリーと渡り合った「バレット」と互角だったのは、強さの設定が矛盾していると思っていましたが、「クロコダイルは白ひげに敗れた当時から衰えている可能性がある」、そして「バレットとは能力の相性が良い」などの理由から、意外と矛盾はしていないのかもしれません。