目次
「ゴムゴムの実」の性質について考察
ワンピース第1042話でカイドウは「攻撃の軌道を曲げている、あり得ねェだろゴムの性質上」と話しており、ルフィの攻撃はゴムの性能ではありえない攻撃のようです。
攻撃の軌道を曲げてる・・・!?
あり得ねェだろ
ゴムの性質上・・・!!
出典:ワンピース第1042話
そしてドレスローザ編では、武装色を纏ったままゴムになっていることにドフラミンゴは驚いています。
また、ゴムなのに伸びたあとすぐ縮まないことにも疑問を感じていました。
本記事では「ゴムの性質」、ルフィの攻撃(ギア2、ギア3、ギア4)、そして「ゴムの性能ではありえない攻撃」がなぜできたのかについて考察しています。
ゴムの性質
ゴムの主な性質は次のとおりです。
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【性質1】伸びる、そしてすぐ元に戻る
ゴムといえば伸びる、そしてすぐ元に戻ります。加えた力の方向に大きく伸縮し、力を除くと元の形状に戻る特性(弾性変形)を有した物質がゴムです。
【性質2】電気を通さない
ゴムは電気をほとんど通さない物質です。電気を通しにくい物質のことを「絶縁体」といい、ゴムは絶縁体です。
【特性3】水を通さなさい
ゴム手袋のように、ゴムは水を通しません。
【特性4】防振・緩衝・防音
防振とは、機器や構造物に振動や衝撃が伝達するのを防ぐこと、緩衝とは、二つのものの間にあって、不和・衝突をやわらげること、防音は、室内の音が外に漏れるのを防ぐことです。
ゴムは衝撃を和らげたり、音を吸収したりする素材によく使われています。
ルフィの"ギア"とゴムの関係性について考察
ギア2:足をポンプにして血の流れを加速させている
足をポンプにして
血の流れを加速させている・・・・・・
常人の体ならば心臓がはり裂ける程の血圧にも
内臓も血管も全てが"ゴム"ならば耐えられる
ゴム人間ならではの技だ
出典:ワンピース第420話
ロブ・ルッチの話では(エニエス・ロビー編)、ルフィのギア2は足をポンプにて血の流れを加速させることで、身体能力を極限以上に高めているとのこと。
常人の人間であれば、心臓がはり裂ける程の血圧(心臓から流れる血液が血管を押す圧力)にも、体が"ゴム"だから耐えられるようです。(ゴムだから張り裂けないで伸びるし、衝撃を吸収し和らげることができるからかな?)
ギア3:骨に空気を送り込み巨大化させている
骨から骨へ
移動する空気(パワー)!!
出典:ワンピース第421話
ギア3はルフィが自分の体をくわえ、そこから骨に大量の空気を送り込むことで、腕や足を巨大化させて攻撃します。
別名「骨風船」と呼び、骨を風船のように膨らませることで、攻撃力をあげるものです(ただし、スピードは落ちる)
ギア4:"張力"を何倍もの力に引き上げて"弾力"を利用している
おれは2年間・・・
怪物みてェにデカイ猛獣達と
戦い続けて来たんだ
あいつらをねじ伏せる為には
この"巨体"と"弾力"が必要だった・・・・・・!!!
出典:ワンピース第784話
ルフィは2年間の修行の中で"巨体"と"弾力"が必要だったため、ゴムを膨らませ、更にゴムの"弾力"を利用したギア4を作り出しています。
さらにドフラミンゴの話では、武装色で皮膚を固めることで"張力"を何倍もの力に引き上げているとのこと。
武装色で皮膚を固めて・・・!!
張力を何倍もの力に引き上げてやがるんだ・・・!!
出典:ワンピース第784話
弾力とは「元の形に戻ろうとする力」そして、張力は「引きあう力」です。
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これまでのルフィは、ゴムを伸ばして戦うのが主流でしたが、ギア4ではゴムを伸ばすのではなく、体に縮めて、その反発で得る力を利用して攻撃しています。
さらにギア4は"弾力"を利用して空も飛べます。(風船のようにゴムを膨らませて、さらに弾力による風圧で飛んでるのかな?)
ギア4は「武装」と「ゴム」の融合
「武装色」でゴムの伸縮を
自在にコントロール・・・
「武装」と「ゴム」の融合か・・・!!!
出典:ワンピース第785話
ドフラミンゴの解析では、ギア4は「武装」と「ゴム」の融合であり、「武装色」でゴムの伸縮を自在にコントロールしているようです。
武装色の覇気でゴムを強化している?
ドフラミンゴが攻撃したとき「武装のままゴム!!?」と戸惑っていました。武装色は見えない鎧を身に纏う感覚に近い覇気であり、硬化するのが特徴です。武装によりかたくなるはずが「ぐにょーん」と柔らかい感触なのは確かに戸惑いそうです。
第784話の描写より、ギア4の武装色の覇気は通常の「硬化」と異なり、ゴムの特性が残っているようです。(武装色の覇気でゴムそのものを強化しているのかな?)
「武装色」でゴムの伸縮を自在にコントロールしている
ギア4は武装色の覇気を利用して、ゴムの伸縮を自在にコントロールしているようです。
ゴムの性質上、ゴムは伸びてすぐ元の形に戻ります。しかし、ギア4では「なぜだ 今度は縮まねェ」と話しているように、伸びたゴムがすぐには元に戻ろうとせず、さら軌道を変えて伸びてくるのです。
ギア4で攻撃の軌道を変えているのは"弾力"を利用している?
攻撃の軌道を曲げてる・・・!?
あり得ねェだろ
ゴムの性質上・・・!!
出典:ワンピース第1042話
ワンピース第1042話でカイドウは「攻撃の軌道を曲げている、あり得ねェだろゴムの性質上」と話しており、ルフィの攻撃はゴムの性能ではありえない攻撃のようです。
ゴムの性質上、ゴムは伸びてすぐ元の形に戻ります。しかし、ルフィのギア4では伸びたゴムが元の形に戻るのではなく、軌道を変えて更に伸びてくるのです。
この攻撃はドフラミンゴやカタクリとの戦いの時にも見せています。
ゴムの性質では、考えられない攻撃です。しかし、ルフィのギア4は「武装」と「ゴム」の融合であり、「武装色でゴムの伸縮を自在にコントロール」できます。
「武装色」でゴムの伸縮を
自在にコントロール・・・
「武装」と「ゴム」の融合か・・・!!!
出典:ワンピース第785話
武装色の覇気でゴムの伸縮を自在にコントロールできるので、伸ばしている途中で違う方向に縮めれば、その方向に伸びるのではないでしょうか。
終わりに
本記事では「ゴムの性質」、そして、ルフィの攻撃(ギア2、ギア3、ギア4)について考察してみました。
「歴史からその実の名前を消すために名を変えた」悪魔の実が存在しており、「ゴムゴムの実」がその実である可能性も考えられるため、「ゴムの性質上ありえない攻撃」を繰り出すルフィのギア4は、そもそもゴムではないという可能性も考えられます。
今後の展開が楽しみです。