目次
スリラーバーク編の伏線を徹底考察
ザコ海賊抑制の為
この座についてやってる
おれに向かって!!?
出典:ワンピース『第474話』
「バーソロミュー・くま」の挑発に怒る「ゲッコー・モリア」の台詞から、王下七武海でのモリアの役割は、グランドライン前半にある「魔の三角地帯」に拠点とし、ザコ海賊をゾンビにすることで、海賊を抑制していたことが判明しています。
世界政府としても海賊を減らすことができ、モリアもゾンビ兵を増やすことができるので、お互いがメリットのある関係性になっていたことがわかります。
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本記事では、スリラーバーク編の伏線について考察しています。
[伏線1] ケルベロス
出典:ワンピース『第444話』
ワンピース第444話で登場したケルベロスのゾンビ。ただし一匹はキツネという未完成なケルベロスです。
ケルベロスといえば、ギリシア神話に登場する犬の怪物であり、三つの頭を持つ犬で冥府の入り口を守護する番犬。死者の魂を食べること、甘い物が好物、普段は3つの頭が1つずつ交代で眠ることなどの特徴があります。
イヌイヌの実 幻獣種 モデル「ケルベロス」の能力者が今後、登場する可能性はあるのではないかと予想しています。
[伏線2] 伝説の侍「リューマ」
"新世界"「ワノ国」から来た男!!!
大昔...!!ウソか本当か
空飛ぶ竜を
切り落としたと語り継がれる
伝説の侍だ!!!
出典:ワンピース『第450話』
ワノ国は鎖国国家です。「世界政府」に加入しておらず、侍という剣士たちが強すぎて海軍も近寄れないといわれています。
そして20年前からは、四皇カイドウ、そしてワノ国の将軍オロチに支配されています。
そんな鎖国国家で気軽に、入国することが困難なワノ国からどうやって、伝説の侍「リューマ」の遺体を持ち運んだのでしょうか。
ワノ国編でゾロが墓荒らしの犯人に勘違いされた時のシーン
何とおぬし“墓荒らし”でもあったのか!?
23年前…“海賊騒ぎ”のドサクサで消えた
伝説の剣豪リューマの遺体と名刀”秋水”!!!
出典:ワンピース『第909話』
伝説の剣豪「リューマ」の遺体と名刀"秋水"が盗まれたのは23年前というのがワンピース第909話で判明しています。
モリアの時系列は以下の通り。
- ワノ国の墓荒らしが起きたのは23年前
- ワノ国の光月おでんが処刑されたのが20年前
- ハグボッグと出会ったのが12年前
- 7年前にリューマの死体にブルックの影を入れる
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もしかしたら「ゲッコー・モリア」はワノ国と深い関係がある人物なのかもしれません。
[伏線3] キャプテン・ジョン
出典:ワンピース『第451話』
ワンピース第451話でどこかで聞いたことがある名前のゾンビが登場します。
その名前とは「キャプテン・ジョン」
キャプテン・ジョンは、バギーが探している財宝の持ち主である海賊です。
出典:ワンピース
インペルダウン編では、キャプテン・ジョンの"トレージャーマーク"が登場しています。
バギー「念願の宝の地図
キャプテン・ジョンの"トレージャーマーク"!!」
出典:ワンピース『第527話』
[伏線4] 国引き伝説の"魔人"オーズ
「氷の国」にて
アイツの死体を見た時は
身震いがして止まらなかった
500年の昔こんな悍ましいものが海で暴れていたのかと
息をのんだ...!!
討ち取った国を島ごと自分の領土へ持ち帰り
悪党達の国を築いたという
世に名だたる"国引き伝説"を
残した張本人がそこにいた...!!!
出典:ワンピース『第456話』
500年前に大暴れしていたという"魔人"オーズ。
オーズが築いた悪党達の国とは?
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[伏線5] なぜシンドリーは、最後に笑ったのか!?
出典:ワンピース『第469話』
10年前に
本人は死んでるのに...!?
魂のない体にも...
意志ってあるのかな...
出典:ワンピース『第469話』
スリラーバーク編で登場したゾンビの「シンドリー」は、「カゲカゲの実」の命令に逆らい、動くことができなくなりました。「シンドリー」の体には、別の人の人格が入っている為、「シンドリー」の人格は存在していません。しかしこのシーンでは、明らかに「シンドリー」意志が存在していました。
このシーンは伏線になっていて今後、悪魔の実の伝達条件が判明する時に、回収されるシーンだと予想しています。
[伏線6] ゲッコー・モリアは覇気が使えなかったのか!?
ワンピース第482話で、ルフィはモリアの「影箱(ブラックボックス)」という技で、四角い影の箱の中に閉じ込められました。
そして、ルフィが閉じ込められている影箱ごと、殴り、踏みつぶしていました。しかしルフィは全くダメージを受けていませんでした。
出典:ワンピース『第482話』
その理由が「ゴムだから」という理由でした。
ということは、2年前のモリアは「武装色の覇気」が使えていなかったと考えられます。
[伏線7] なぜモリアは最後、暴走したのか!?
モリアは最後「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」という技で、1000体もの影をモリアの体に吸収してパワーアップしています。
しかし結果は、1000体もの影を制御しきれず、ルフィに敗退しています。朝日が出てきている状態で、無理に戦わなくても時間を稼げば勝利できたはずなのに、なぜモリアは暴走したのでしょうか。
ゾロ「見学なら黙って見てろ...!!
モリアとの勝負には
もうおれ達が勝ってる
ただし後は朝日が指すまで時間との勝負
モリアはその短時間をイカレた
パワーでやり過ごすハラだ」
出典:ワンピース『第482話』
「ナイトメア・ルフィ」にやられたモリアは、きっと限界だったと思われます。逃げ切る力もなかったのかもしれません。そして何よりプライドが許さなかったように感じています。
ゾロの台詞の通り、朝日が指すまでの時間を、何とかやり過ごすために「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」で時間稼ぎをしていた、ただ自分の力をはかり損ね暴走したようです。
ゾロ「コリャ 暴走に近いな...
制御しきれてねェ...」
ロビン「怒りと愚かなプライドで
自分をはかり損ねたようね...」
出典:ワンピース『第481話』
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[伏線8] 「バーソロミュー・くま」は結局、何の為に「スリラーバーク」に来たのか!?
政府の命令によりスリラーバークにやってきた「バーソロミュー・くま」
その命令内容は
また一人
"七武海"が麦わらの手で
落とされやしないかと政府が危惧している
出典:ワンピース『第474話』
エニエス・ロビーで、麦わらの一味は「ロブ・ルッチ」率いるCP9に勝利しています。
政府から見れば、モリアはルッチより弱いと考えられていたのではないでしょうか。(実際、ルッチの方が強いと思われます。)
「ロブ・ルッチ」を倒したルフィが「ゲッコー・モリア」も倒すと考えるのは、むしろ自然な流れで、政府はこれ以上「王下七武海」が落とされるのを危惧して様子見の為に「バーソロミュー・くま」をスリラーバークへ向かわせたと考えられます。
結局、政府が心配していた通り「モリア」は「ルフィ」は敗北しています。
その後、「モリア」が敗北した事実を隠蔽するために、島にいる全員を抹殺するように政府から指示される「バーソロミュー・くま」でしたが、結局、ゾロの男気により誰一人命を奪わず、島を後にしています。
出典:ワンピース『第485話』
革命軍幹部である「バーソロミュー・くま」は、元々ドラゴンの息子であるルフィの命を奪うつもりはなかったのかもしれません。
ただ、スリラーバーク編の「バーソロミュー・くま」を見ていると、政府の指示通り、本気でルフィの命を奪いにいっているように感じています。しかしゾロの行動により、将来性を感じ麦わらの一味は生かすことにしたのではないでしょうか。
いい仲間を持ってる
さすがは...
あんたの息子だな
......ドラゴン
出典:ワンピース『第485話』
[伏線9] ローラ船長のママとは
スリラーバーク編で登場したローラから、ロールのママのビブルカードをもらうナミ。
おおお!!
よかったなオイ
ローラ船長のママはスッゲー海賊なんだぜ!!?
出典:ワンピース『第489話』
この伏線は、ワンピース第836話で回収されており、ローラは四皇「ビックマム」の娘であることが判明しています。そしてローラにもらったビブルカードは、ホールケーキアイランド編で大活躍しました。
出典:ワンピース『836話』
[伏線10] 魔の三角地帯(フロリアントライアングル)
何が起こるか 誰も知らない 謎だらけの海
"魔の三角地帯(フロリアントライアングル)"
毎年100隻を超える船が
霧の中で消息を絶つ
それは巨大海賊船スリラーバークが
その海に影を潜めた10年前...
そのずっと昔からの深い謎...
出典:ワンピース『第490話』
魔の三角地帯(フロリアントライアングル)は、昔から毎年100隻を超える船が霧の中で消息を絶つといわれています。
この伏線は、未だに回収されていない伏線です。ワンピースは様々な伏線を散りばめられているので、全てが回収されるかは不明。もしかしたらこの伏線も回収されないかもしれません。
魔の三角地帯には、一体どんな秘密が隠されているのか、非常に気になるところです。