目次
エッグヘッド事件の真相を考察
エッグヘッド編は「世界最強の諜報機関CP0」が「世界一の天才Dr.ベガパンク」を抹殺しようとするところから物語が大きく動いていきます。
この時点で、次の2つが疑問に残ります。
- なぜベガパンクの研究内容を世界政府に知っているのか
- なぜCP0がベガパンク抹殺の命令を受けたことを、ベガパンクが知っていたのか
後者はCP0ステューシーがベガパンクの味方だったことで謎が解けていますが、前者の謎はまだ解けていません。(ワンピース第1077話時点)
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ベガパンクはポーネグリフの研究を誰にも話していない
確かに不可解じゃった・・・
"歴史の本文(ポーネグリフ)"の研究なぞ・・・
政府に漏れるハズがないんじゃ・・・・・・・・・
出典:ワンピース第1076話
旧"悪魔の実"研究室に拉致されたベガパンクは「ポーネグリフの研究は世界政府に漏れるハズはない」と話しています。
このことから、ポーネグリフの研究は誰にも話していないと考えられます。
過去、ポーネグリフの研究をしていたオハラは、海軍のバスターコールにより町ごと消滅させられています。
ベガパンクは、バスターコールによって被害にあったオハラに過去訪れており、ポーネグリフの研究をすることがどれだけ危険か把握しているはずです。
そのため、ポーネグリフの研究を誰かに話すとは思えません。
過去の古代エネルギーで動いていたロボットにかんしての情報は"麦わらの一味"に話していましたが、もっと「空白の100年」にかかわる重要な情報を知っているはずです。オハラの学者クローバー博士と同等もしくはそれ以上の情報をベガパンクは知っているはずです。
ポーネグリフの研究を誰にも話していないのもかかわらず、世界政府はなぜベガパンクがポーネグリフの研究をしていることを知っているのでしょうか。
世界政府は"ベガパンク"の研究を常に把握していた?
世界政府はポーネグリフの研究を禁止しています。この法を破り、ポーネグリフの研究を続けていたオハラは、海軍のバスターコールにより島ごと消滅しています。
ベガパンクは、あらゆるエネルギー開発で世界の町に火を灯した男であり世界中で人気です。またパシフィスタの開発など、世界政府にとっても有益な存在です。
しかしベガパンクはオハラのクローバー博士たちと同じ学者です。
「空白の100年」にベガパンクが求めているエネルギーが存在しているのであれば、それを研究したいと考えるのは、学者にとって当たり前のことです。
ベガパンクは、世界政府にとって有益な存在です。しかし、それと同じくらい危険な存在なのです。
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そのため、世界政府はベガパンクの研究内容を把握する必要があります。
これはポーネグリフの研究を禁止している世界政府にとって絶対欠かせないミッションなのです。
ベガパンクは学者です。「空白の100年」が現代の技術より進歩していれば、その技術を調べたくなるのは当たり前のことです。世界政府もそのことはわかっているはずです。
そうじゃなければ、エッグヘッドで自由に研究なんてさせるはずがありません。
世界政府はパンクレコーズをハッキングしている?
エッグヘッドで研究をしているベガパンクに対し、初期は監視をつけていたかもしれません。
ただ監視ではすべてを把握できません。
ベガパンクがエッグヘッドであれだけ自由に研究できていたのは、世界政府がベガパンクの研究を把握する手段を持っているからではないでしょうか。
そして、その方法が「パンクレコーズのハッキング」です。
"悪魔の実"が存在するワンピースです。ベガパンクの巨大頭脳の保管庫であるパンクレコーズを技術で「ハッキング」するのが難しくても、"悪魔の実"の能力で「ハッキング」が可能な実があっても不思議ではありません。
- 「ゴロゴロの実」の雷が効かたないゴム人間(ニカ)
- 「ピカピカの実」の攻撃を反射で防げると考えられる「ミラミラの実」
- 「ドクドクの実」の毒をとおさない「ドルドルの実」
- 「ノミノミの実」の保管庫をハッキングする「××の実」(※予想)
"悪魔の実"には相性があり、天敵と呼ばれる実があります。
ベガパンクの「ノミノミの実」にも、その脳をハッキングできる天敵となる"悪魔の実"が存在しているのではないでしょうか。
ワンピースの世界には"悪魔の実図鑑"が存在しており、世界政府も悪魔の実のことは把握しているはずです。
ベガパンクが「ノミノミの実」の能力者であることを知った世界政府は、その天敵である"悪魔の実"を手に入れ、ベガパンクの脳である「パンクレコーズ」を常に監視していたと予想しています。
それができないならポーネグリフの研究に手を出さないようにするためにも、世界政府の役人に完全監視されている(研究内容はすべて報告する)中でベガパンクは研究しているはずです。
そうではなく、エッグヘッドで自由に研究させていたということは、ベガパンクの研究内容を把握する手段を世界政府が持っている、これしか考えられません。
世界政府はパンクレコーズを通じてサテライトを不正操作している?
これまでの考察で、世界政府は「ノミノミの実」の天敵となる"悪魔の実"の力で「パンクレコーズ」をハッキングしていると予想していました。
ハッキングの目的は情報を収集するだけではありません。世の中で発生しているハッキングという行為には不正な操作をすることが目的でハッキングしている場合があります。
ベガパンクは毎日1回「パンクレコーズ」を通じて体験と知識を同期しています。このことから猫(サテライト)と「パンクレコーズ」は通信でつながれていることがわかります。
「パンクレコーズ」をハッキングする"悪魔の実"が存在するのであれば、「パンクレコーズ」につながっている機器(サテライト)をハッキングし不正操作させることができるかもしれません。
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なぜ猫(サテライト)の同期を1日1回という設定にしたのでしょうか。起きたことをリアルタイムに「パンクレコーズ」に通知する仕組み(リアルタイムで同期)でもよかったはずです。
この1日1回という設定は、猫(サテライト)を不正操作するためには必要な設定だったと考えています。
「パンクレコーズ」経由で猫(サテライト)を不正操作し、その記憶を同期までに消去すればベガパンクにバレることはありません。そのため、不正操作された猫(サテライト)も自覚がないと予想しています。
同じ図書館を使うと思えばええんじゃ
例えばこの私の脳ミソに
世界中誰でもアクセスできる様になれば・・・!!
全人類が私の知識を身につけたも同然!!
出典:ワンピース第1067話
ベガパンクは自分の脳に誰でもアクセスできるようになれば、全人類がベガパンクの知識を身につけたも同然と話していました。
思想まで入り込んだら
不都合も起きんか?
出典:ワンピース第1067話
その内容を聞いたしっかり者のジンベエは「不都合も起きんか?」と心配そうに話すも、ベガパンクは「そんな心配をしていては科学は前に進めない」と笑っていました。
エッグヘッドで起きている事件は、このやり取り(ジンベエが心配していたこと)が実現している。と予想しています。
新しい技術が登場したときは、失敗(ハッキングなどのトラブル)がつきものです。そこから対策し技術は進歩していく。科学を前に進めるためにはチャレンジが必要なのです。
ベガパンクはチャレンジ(パンクレコーズを外部につなげた)をし、そのチャレンジに失敗(パンクレコーズがハッキングされた)した、それがエッグヘッド事件の真相なのではないでしょうか。
追記:ワンピース第1078話で、裏切り者の犯人は「ヨーク」であることが判明しています。