目次
トラファルガー・ローの行動を徹底考察
パンクハザード編で麦わらの一味と同盟を組んだ「トラファルガー・ロー」
パンクハザード編、ドレスローザ編、ワノ国編と行動を共にしています。ローは戦略家であり、様々な計画を立てて行動することが多いのが特徴です。
ドレスローザ編では、同盟を組んだルフィに振り回され、またドフラミンゴがCP-0を動かす力があることが誤算でローの計画は失敗に終わっていますが、本来ローの描いていた計画はどのような計画だったのかについて考察してみました。
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ローの最終目的は、コラソンの本懐を遂げること
おれはあの人の
本懐を遂げる為
今日まで生きて来たんだよ!!!!
出典:ワンピース『第725話』
もしこの戦いでおれがお前を討てなくても
「SMILE(スマイル)」を失ったお前は
その後カイドウに消される
出典:ワンピース『第724話』
トラファルガー・ローの最終目的は、命の恩人である「ドンキホーテ・ロシナンテ」の本懐を遂げることでした。「ドンキホーテ・ロシナンテ」の本懐とは、兄である「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」の悪行を止めることであり、ドフラミンゴを倒すことです。
麦わらの一味と同盟を組んだのも、「SMILE(スマイル)」の製造を止めることが目的でした。
「SMILE(スマイル)」の製造を止めることで、カイドウの怒りをドフラミンゴに向けることを計画していました。
では、どのような計画だったのか、具体的に考察していきます。
[考察1] なぜ「ロー」は一人で行動していたのか!?
トラファルガー・ローは、ハートの海賊団の船長。ローの目的を果たすために一人ではなくハートの海賊団の仲間と一緒に行動する選択肢もあったはずです。
しかしローは、ハートの海賊団の仲間とは離れ一人で行動していました。
一人で行動していた理由は、ハートの海賊団の仲間に危険が及ばないようにしていたからだと予想しています。
ハートの海賊団の仲間は、航海士「ベポ」の故郷であるゾウで待機していました。ゾウは、地盤が生物であるため、記録指針(ログポース)ではたどり着けない島です。
ローがやろうとしていたことは、ドフラミンゴを敵にする、状況によっては四皇「カイドウ」をも敵に回す危険な計画です。仲間思いのローは、最悪のケースを想定し、仲間を安全な場所に避難させていたのではないでしょうか。
[考察2]なぜ「ロー」は王下七武海へ加入したのか!?
コイツは
"七武海"になる為に
海賊の心臓を100個
本部に届けた狂気の男だ!!!
出典:ワンピース『第659話』
トラファルガー・ローは、王下七武海へ加入するために海賊の心臓を100個、海軍本部に届けています。
海賊であるローは、なぜ王下七武海へ自ら加入したのでしょうか。その理由は2つあると考えています。
1つ目は、海軍本部が管理している立ち入り禁止の島「パンクハザード」に出入りし、ドフラミンゴと協力関係になっていた元政府科学者シーザー・クラウンに近づくためだと思われます。
この島を"記録指針(ログポース)"が
示さないというのも
ひっかかるわね
出典:ワンピース『第665話』
記録(ログ)のとれねェ
この島に来るのも苦労した
元政府の秘密施設だからな...
出典:ワンピース『第666話』
パンクハザードは、"記録指針(ログポース)"が示さない島です。そのためパンクハザードに出入りするためには、どこにあるのかの情報が必要になると考えられます。
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海底大監獄「インペルダウン」に侵入することを目的に王下七武海へ加入した「黒ひげ」と同じように、ローは、元世界政府の研究所である「パンクハザード」に侵入することを目的として王下七武海へ加入したのではないかと予想しています。
ワンピース第666話のシーザーの台詞からもほぼ間違いないと考えられます。
わざわざ政府に媚びて
"王下七武海"にまでなり
この島まで来た男が
話の拗れる様なマネするハズもねェ......
出典:ワンピース『第666話』
2つ目は、ドフラミンゴを追いつめるために王下七武海へ加入したのではないかと予想しています。2つ目の理由については、[考察3]で説明していますので、ここでは省略します。
[考察3] ローの計画その1 海軍本部"大将"にドフラミンゴを狙わせる
王下七武海に加入することで、パンクハザードへの侵入を成功させたローは、「SMILE(スマイル)」の製造工程を探ります。そしてその結果、パンクハザードで製造されている「SAD」を破壊することに成功しています。
"麦わら"と手を組んだのは
迎撃の意志!!
「王下七武海」に入ったのも
その部屋へ辿り着くためか...!!
ロー!!!
あのガキ...
頭の中に最悪のシナリオを描いてやがる!!!
"新世界"を滅茶苦茶にする気か!!!!
出典:ワンピース『第681話』
「SAD」を破壊し、シーザーを誘拐したローは、ドフラミンゴに「王下七武海」を辞めるよう交渉します。
お前にとって今 一番大切な取り引き相手は
「四皇」の一人...大海賊"百獣のカイドウ"
お前の方こそ この男だけは
怒らせる訳にはいかねェ筈だ...!!
お前が「SMILE(スマイル)」を作れないと奴に知れたらどうなる
話し合いの通じる男じゃない
激しい戦いになるだろう
お前は消される
「王下七武海」を辞めろ!!!
10年で築き上げた地位を全て捨て一海賊に戻るだけだ
ただしそうなれば今度は「海軍本部」の"大将"達がお前を逃がさない...!!
出典:ワンピース『第697話』
ドフラミンゴは、ローの交渉により以下の選択肢から選択するしかなくなりました。
- 王下七武海を辞めない → シーザーを失う = SMILE(スマイル)が作れない = カイドウの怒りに触れる
- 王下七武海を辞める → 海軍本部の大将から狙われる
お前を生かした事に
意味なんかねェよ...
白猟屋
ところで おれは...
"グリーンビット"へ向かうつもりだが...
出典:ワンピース『第697話』
ローはパンクハザードで、わざわざ「スモーカー」に行き場所を伝えます。これは、ドフラミンゴがローの交渉で、王下七武海を辞めることを予想し、ドレスローザに海軍を向かわせるための作戦。
出典:ワンピース『第710話』
一海賊に戻った「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」、王下七武海「トラファルガー・ロー」ここに海軍本部"大将"藤虎が現れます。
王下七武海と海軍本部は協力関係にあります。ということは一海賊に戻った「ドフラミンゴ」が標的にされるはずです。これがローが王下七武海に加入したもう一つの理由だと考えられます。
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ここまで計算していた「トラファルガー・ロー」は相当の策略家だと考えられます。
ただドフラミンゴが「CP-0」を動かす力があることが誤算でローの計画は失敗に終わっています。
[考察4]ローの計画その2 スマイル工場を破壊して、カイドウの怒りをドフラミンゴに向ける
「トラファルガー・ロー」の凄い所は、計画が1つではなく、色々なケースを想定して計画されている所です。
グリーンビットで、海軍本部"大将"の力を借りて(実際は失敗)ドフラミンゴを追いつめるだけではなく、スマイル工場を破壊して、カイドウの怒りをドフラミンゴに向けることも計画していました。
グリーンビットでの作戦に失敗したローは、本来であれば藤虎の質問には、「麦わらの一味とは同盟ではない」と答えるつもりだったと思われますが、ドフラミンゴが王下七武海を辞めていなかったことにより、SMILE工場を破壊するまでの時間を稼ぐ(ドフラミンゴと海軍をドレスローザに行かせない)、また隙をついてシーザーを連れて逃げるために、麦わらの一味とは同盟と素直にいい、ドフラミンゴと海軍を相手にすることを選択していました。
また橋の上では、格上であるドフラミンゴと直接戦い、時間稼ぎをしていました。
その他、トラファルガー・ローの細かい戦略
パンクハザード編での鎖
いざって時に
すり替えられる様に
普通の鎖を研究所内にいくつも用意しておいた
何かの間違いで
おれが捕まった時、"海楼石"だけは避けられるようにな...
出典:ワンピース『第677話』
パンクハザード編でルフィ、ロー、スモーカー、たしぎ、ロビン、フランキーが捕まった時、ローは以前から用意していた「海楼石の鎖」と「普通の鎖」を入れ替え、全員を脱出させることに成功しています。
ローは、最悪の事態を想定した時の対策を事前に打っている所が凄いと感じています。
シャンブルズによる奇襲
出典:ワンピース
ローはドフラミンゴとの戦いで、シャンブルズによる奇襲を計画していました。
ただルフィが、ローの作戦通りには動いてくれず、ドフラミンゴに致命傷を与えることは出来ませんでした。
ルフィがローの計画通りに動く人間であれば、もう少し優位に戦いを進められていたかもしれません。
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ガンマナイフによる奇襲
出典:ワンピース
シャンブルズを上手く使い、死んだフリをしていたロー。
ドフラミンゴもローは死んでいたと思っていました。そんな中、ルフィとローがシャンブルズで入れ替わり、相手の内臓を破壊する技である「ガンマナイフ」でドフラミンゴに致命傷を与えています。