目次
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
「天夜叉」の異名を持ち、闇社会では「ジョーカー」としてその名を轟かせている「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」、ドンキホーテ海賊団船長であり、ドレスローザの国王、王下七武海、そして元天竜人という異例な生い立ちの持ち主です。
超人系「イトイトの実」の能力者であり、懸賞金は元3億4000万ベリー。
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昔はシャボンディ諸島で人身売買のオークションを経営、その後は人造悪魔の実である「スマイル」を作り、四皇カイドウと取引きをしていました。
時代は"スマイル"さ
もうおれんトコへかけてくんじゃねェ...
ディスコ おめェにやるよ その店は...!!!
フッフッフッ!!
出典:ワンピース
また世界各地に武器を輸出しており、世界中で戦争を起こそうとしていました。
出典:ワンピース『753話』
ワンピース753話でのベラミーとの会話「お前はずっと”海賊”になりたがってた だがおれは違う・・・何でもよかった この世界さえ、ブチ壊せればな!!!」
壮絶な過去を生きてきたドフラミンゴの目的は、世界を壊すこと。
その目的を達成するための一番の近道が、同じ目的を持っている四皇「カイドウ」に手を貸す事だったのかもしれません。
カイドウ「
こんな退屈な世界壊れてもいい!!
世界最高の戦争を始めようぜ!!!
」
出典:ワンピース
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イトイトの実は相手を嘲笑うような能力
糸で相手を「操り人形」のように操る
指から繰り出す糸で、まるで「操り人形」のように他人を意のままに操る「寄生糸(パラサイト)」
ドレスローザ編では、リク王と王国の兵士を操っていました。
この能力の利点は一度に複数の人間を操る事が出来るという点です。一度に複数の人間を操る事が出来れば、ドレスローザのようにドフラミンゴの思うがまま国を操る事が出来るのです。
出典:ワンピース
頂上決戦では、不意打ちではありましたが、白ひげ海賊団3番隊隊長ダイヤモンド・ジョズの動きを糸で封じていました。そう考えると「イトイトの実」で作られた糸の強度は相当な物だと考えられます。
糸でドフラミンゴの分身を作る
「イトイトの実」の糸は、糸人形と呼ばれる分身を作る事が出来ます。そして本人そっくりに作られた糸人形を意のままに操る事ができるのです。糸で出来た人形の為、斬ると簡単に壊れますが相手をダマしたりする事ができる便利な能力です。
出典:ワンピース
糸で人を閉じ込める「鳥かご」
糸を空に放ち、その糸で大きな鳥かごを作ります。鳥かごは刃物で出来ているため鳥かごに閉じ込められると出ることが出来なくなります。そして鳥かごは徐々に小さくなり、鳥かごに閉じ込められている人は全員助からない。恐ろしい能力です。
ドレスローザ編では、海軍"大将"藤虎やゾロ達が武装色の覇気で鳥かごを押していました。「鳥かご」はイトイトの実で作られたモノの為、武装色の覇気でも斬る事が出来ないと考えられます。なぜなら武装色の覇気は、相手の実体を捉える能力だからです。
ただワンピース78巻のSBSでバギーなら鳥かごから抜け出せると書かれているので、悪魔の実の能力者であれば鳥かごからは抜け出せると思われます。
出典:ワンピース
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ドンキホーテ・ドフラミンゴの強さを考察
ドンキホーテ・ドフラミンゴの強さを考える時に、基準となるのはルフィの「ギア4」。
ドフラミンゴはルフィの「ギア4」には、まったく敵わなかった
ドレスローザ編では、ドフラミンゴは「ギア4」のルフィに敗れました。
ドフラミンゴはルフィとの戦いの前に、「オペオペの実」の能力者という戦う時に非常に神経を使う相手である「トラファルガー・ロー」と死闘を繰り広げていました。なぜ神経を使うかというと、「オペオペの実」は油断すると一瞬で敗れてしまう危険性が高い能力だからです。
また「トラファルガー・ロー」のガンマナイフにより、致命的なダメージを受けていた為、ドフラミンゴはかなり疲労困憊状態の中で、ルフィと戦っていました。
もし万全の状態であればもう少し戦えたかもしれませんが、ドフラミンゴはルフィの「ギア4」には、まったく敵わなかったのです。
出典:ワンピース
シャーロット・カタクリはルフィの「ギア4」を圧倒していた
ドフラミンゴを圧倒したルフィの「ギア4」ですが、四皇ビッグマム海賊団のNo.2である「シャーロット・カタクリ」には歯が立ちませんでした。
ルフィの急成長で、最終的にはルフィはカタクリを倒しましたが、カタクリの強さは別格だったように感じています。
出典:ワンピース
シャーロット・クラッカーはルフィの「ギア4」相手でも優位だった
四皇ビッグマム海賊団のスイート3将星の一人である「シャーロット・クラッカー」は、ルフィの「ギア4」相手でも戦いを優位に進めていました。
超人系「ビスビスの実」で作られたビスケット兵を、クラッカーの覇気で強化し鉄壁の守備力を誇り、ルフィの「ギア4」でも1体のビスケット兵を砕くのが精一杯でした。
この2人の戦いは、ルフィが逃げながら戦うという手法で11時間を超える持久戦になりました。更に途中からナミが加勢し、ナミの雨でビスケット兵を柔らかくしていました。
きっとナミの加勢がなかったらルフィは、クラッカーに勝ててなかったと思われます。
出典:ワンピース
ドフラミンゴの強さは"四皇"最高幹部の下位クラス
これまでの考察から、ドフラミンゴの強さは"四皇"最高幹部の下位クラスだと考えられます。
■四皇「カイドウ」
名前 | 懸賞金 | 悪魔の実 |
---|---|---|
"火災"のキング | 不明 | 動物系「リュウリュウの実 古代種 モデル プテラノドン」 |
"疫災"のクイーン | 13億2000万ベリー | 不明 (※予想 ムシムシの実モデル「サソリ」) |
"旱害"のジャック | 10億ベリー | 動物系「ゾウゾウの実 古代種 モデル マンモス」 (モデルは未確定) |
四皇カイドウの百獣海賊団であれば、ドフラミンゴは真打ちの中でも最強の六人衆である「飛び六胞(とびろっぽう)」よりは強く、大看板のジャックよりは弱いのではないでしょうか。
飛び六胞 < ドフラミンゴ < "旱害"のジャック
■四皇「ビックマム」
名前 | 懸賞金 | 悪魔の実 |
---|---|---|
シャーロット・カタクリ | 10億5700万ベリー | 超人系「モチモチの実」 |
シャーロット・スムージー | 9億3200万ベリー | 超人系「シボシボの実」 |
シャーロット・クラッカー | 8億6000万ベリー | 超人系「ビスビスの実」 |
シャーロット・スナック | 6億ベリー | 不明 |
四皇ビッグマム海賊団であれば、ドフラミンゴはシャーロット・スナックよりは強く、「ギア4」でも優位に戦いを進めていたシャーロット・クラッカーより弱いのではないかと予想しています。
スナック < ドフラミンゴ < クラッカー
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ドンキホーテ・ドフラミンゴの魅力は強さ以外にも頭脳とカリスマ性、そして父から受け継いだ優しさ
強さだけであれば、ドフラミンゴは"四皇"最高幹部の下位クラスだと考えられますが、ドフラミンゴ本人も世界の化け物達(四皇や海軍大将など)には敵わない事は自覚していたと思われます。
その証拠にドフラミンゴは、四皇カイドウの部下に近い立ち位置でジョーカーとして活動していました。また王下七武海に加入し海軍からも狙われない立ち位置を築いているのです。
その結果、世界の怪物達から狙われることがない安全な立ち位置を確保しているのです。
ドフラミンゴの目的である「世界を壊す」ことを、安全な立ち位置で計画的に遂行する。頭が切れる頭脳の持ち主であるドフラミンゴらしい戦略だったのではないでしょうか。
兄は悪の道、弟は善の道、ただやっている事は同じ「同じ境遇の子供を守ること」
一つ気になるのが、ドンキホーテ・ファミリーです。
頭が切れ、カリスマ性のあるドフラミンゴが率いるドンキホーテ海賊団はドフラミンゴの一強で、そこまで強くありません。ドンキホーテ海賊団のNo.2だと思われる、ヴェルゴですら「トラファルガー・ロー」に敗退し、サンジともいい戦いをしていました。
なぜドフラミンゴは、カイドウのように強者を仲間にしないのでしょうか。
ドフラミンゴの弟「ドンキホーテ・ロシナンテ」はドンキホーテ・ファミリーの子供達を正しい道へ導くために、ドンキホーテ・ファミリーから抜けさせようとしていました。自分と同じような境遇にあっている子供達を一人でも救おうとしているのです。
そんなロシナンテの行動により、人生が大きく変わり命を救われたのが「トラファルガー・ロー」です。
そして、兄であるドフラミンゴが作っている「ドンキホーテ・ファミリー」は過酷な幼少期を過ごしてきた子供達をファミリーに受け入れて、大切に育てているのです。
出典:ワンピース
「悪のカリスマ」のイメージがある、ドフラミンゴですが優しい父の部分も多少は受け継がれており、最強軍団を作っているカイドウとは違い、ドンキホーテ・ファミリーという強さよりも絆を優先した組織を作っているのです。この辺りもドフラミンゴも魅力の一つだと感じています。