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キャプテン・ジョンの財宝を求めてたどり着いた謎の洞窟
ワンピース第233話でバギーがキャプテン・ジョンの財宝を求めて訪れた謎の洞窟。
トンネル工事をしている親方たちと一緒に汗をかくという内容でギャグっぽく描かれていますが、このシーンで登場する"謎の島"は、実は重要な島なのではないかと予想しています。
なぜならこの洞窟には電気で作られた照明機器が存在しているからです。
白熱電球が登場する前は「カンテラ」「石油ランプ」「ガス灯」「アセチレン灯」などの照明が使われていました。この洞窟の照明も電気以外の照明かもしれませんが、見た感じ電気で動く白熱電球のように見えます。
ではなぜこの洞窟が重要かというと、500年先の未来といわれる"未来島エッグヘッド"の動力が"火"だからです。"電気"ではなく"火"が動力になっているのです。
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未来島エッグヘッドの動力は"電気"ではなく"火"である
例えば、エンジンは燃料を燃やして動力を発生させる原動機、それに対してモータは電力によって動力を得る電動機です。
私たちの生活でもエンジンは使っています。ただ一般家庭の電化製品は"電気"を動力にしています。
車の電気自動車が登場したり、オール電化が登場したりと、"電気"を動力にする機器が増えています。
しかし、"未来島エッグヘッド"の動力が"火"です。ベガパンクは、エネルギーを作るために何を燃やすかの研究を続けています。
火は全てのエネルギーに変換できる
何を燃やすかをわしは研究し続けてきた
もし"消えない炎"がこの世にあれば
太陽を作れるのにと・・・・・・!!
出典:ワンピース第1065話
500年先の未来といわれる"未来島エッグヘッド"の動力が"電気"ではなく"火"なのです。このことからわかるように、ワンピースの世界ではまだ電気をエネルギーとして使うという概念がないことがわかります。
ワンピース第191話で"電気"という言葉(天候棒の電気泡)は登場しているので、電気の存在は認識されているようですが、電気を動力として動く機器はほとんど描かれていません。
そんな珍しい電気で作られた照明機器が登場しているのが、バギーと親方がいた謎の洞窟のシーンです。
その他にはフランキーの「ニップルライト」が登場していますが、これは黄猿のビームを応用して作られたと考えられるので、電気を動力として動いているかは謎です。
月には電気を動力にする技術が存在していた
表紙短期集中連載「エネルのスペース大作戦」で、エネルは月の地下に眠る古代都市に雷で攻撃したところ、都市に眠るロボットたちが充電され動きだしています。
このシーンを見る限り、月の古代都市にいたロボットたちは電気で動いていることがわかります。
さらに方舟マクシムは雷(電気)を動力にしていました。
エネルは方舟マクシムの動力回路を熟知していました。これはエネルの故郷空島「ビルカ」に空飛ぶ舟の設計図があったからだと考えられます。
そして、この空島「ビルカ」は、月にあった古代都市と名前が同じなのです。
以上のことから空島「ビルカ」は月の古代都市「ビルカ」の住民が作った島であり、空島「ビルカ」には電気を動力にして動かす機器の設計図が存在していたと考えられます。
親方がいた謎の島には古代都市「ビルカ」の技術が残っている
これまでの考察から
- 500年先の未来といわれる"未来島エッグヘッド"には電気を動力にする技術はまだない
- 月の古代都市には電気を動力にする技術がある
ことがわかります。
そして、バギーと親方がいた謎の洞窟には電気で動く照明が存在していました。このことから謎の洞窟には月の古代都市「ビルカ」の技術が残っている可能性があると考えられます。
ワンピース25巻の表紙で新四皇と共に描かれている親方。ギャグのように描かれていますが、背景は親方がいた洞窟です。
真ん中に紙(神?)を食べているヤギ、シャンクスの隣にいる親方、そして背景は親方がいた洞窟と、まだまだ謎の多い表紙です。
バギーと親方が滞在していた、海賊島ハチノスのように大きなドクロがある謎の島には、空白の100年に存在していた技術(古代エネルギー)が眠っているのかもしれません。