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なぜシャーロット・カタクリはルフィに負けたのか!?
ホールケーキアイランド編で登場したビッグマム海賊団No.2である「シャーロット・カタクリ」は、ルフィより圧倒的な強さを誇っていました。しかし結果的にはルフィに敗北。
なぜ戦闘開始時点では、あれだけの実力差がありながらカタクリは負けたのか!!?考察してみました。
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シャーロット・カタクリの強さ
出典:ワンピース
ビッグマム海賊団のNo.2であり懸賞金は10億5700万ベリー
超人系「モチモチの実」の能力者、そしてカタクリの一番の強みは
見聞色を鍛えすぎて少し先の未来が見えるところです。
レイリーが言っている通り、世界の強者の一人。
世界の強者には
「少し未来が見える」
という者もいる...!!
出典:ワンピース
「モチモチの実」は超人系だが、ロギアのように自在に餅を動かすことが可能であり、「ゴムゴムの実」であるルフィの技のほとんどをコピーし、ルフィ以上の威力を発揮していました。
また少し先の未来が見えるため、ルフィの攻撃が全く当たりませんでした。
「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」を圧倒し、スイート3将星の一人である「シャーロット・クラッカー」とも渡り合ったギア4ですら、カタクリの前では全く歯が立たず攻撃をあてることすらできませんでした。
そのくらいの実力差があり
ルフィには勝ち目が全くなかったはずなのです。
まるでルフィに修行をつけているかのような戦い方
カタクリはルフィに危険度を感じていました。
"麦わらのルフィ"の首はおれが取る...!!
奴がこの先本当にママを脅かす存在になる前に
消しておく必要があると感じた
出典:ワンピース
しかし、ルフィとの戦闘を重ねていくうちに、まるでルフィに修行をつけている師匠のような感じがしていました。
まずカタクリの戦い方で気になったのが、あまりにも正々堂々としている所です。これはもともとカタクリの戦い方なのかもしれませんが、相手が倒れている時、立ち上がるまで待っているのです。
そしてルフィの見聞色の覇気があきらかに上達し、攻撃を避けられることに対してはストレスを感じていましたが、焦ることはなくむしろルフィの上達を心のどこかで期待しているようにも感じました。
カタクリは正々堂々とした男です。四皇であるビッグマムに立ち向かい、そして仲間を逃がすために四皇No.2「シャーロット・カタクリ」を本気で倒そうとしているルフィの男気を、あきらかにカタクリは気に入っていたように感じます。
そして、それはルフィも感じていたと考えられます。レイリーとの会話で未来が見える見聞色の達人と戦うことになったらどうするかの質問にルフィの答えは
レイリー「そんな奴に出くわしたらどうする?
2年の修行でさすがにその域には行けまい...
手強いぞ?」
ルフィ「相手がどんな奴かによるなー」
レイリー「敵の性格!?気になるか?考えたこ事もなかった」
ルフィ「ん?なるだろ」
レイリー「わははは おかしな奴だな」
出典:ワンピース
ルフィも同じようにカタクリの正々堂々とした男気を気に入っており、カタクリであれば自分を強くしてくれるという直感を感じたのかもしれません。
カタクリはルフィを倒すことより強者との戦いを楽しんでいたように感じる
「モチモチの実」は便利な能力です。カタクリのおやつタイムの時に使った「加々身モチ」のように相手を閉じ込めることも可能です。しかしこんな便利な技があるのに、おやつタイムの時にしか使っていません。
出典:ワンピース
本気でルフィを倒そうと思えば、カタクリにはいくらでも手段があったはずです。しかしカタクリは、久しぶりに手ごたえのある、そして目の前でどんどん成長していくルフィの姿を見て、戦いを楽しんでいたように感じます。
出典:ワンピース
倒れて動けないルフィに対して放ったセリフが
「どうした麦わらァ」
「これで もう」
「終わりかァ!?」
これ完全に戦いを楽しんでいるようにしか思えません。カタクリにとっては久しぶりに自分が気に入った相手で、しかも強者との戦いは楽しかったのかもしれません。
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勝敗を大きく左右した「シャーロット・フランペ」の助太刀
カタクリはルフィとの正々堂々とした勝負を楽しんでいました。しかし妹である「シャーロット・フランペ」がその戦いの邪魔をしてしまいます。
「シャーロット・フランペ」の能力でルフィの動きを止めたのです。それが原因でルフィはカタクリの攻撃を避けることができずダメージを負ってしまいます。
そのことに気が付いたカタクリは、激怒。
出典:ワンピース
普段は冷静で、妹や弟にやさしいカタクリが珍しく激怒します。
カタクリにとっては、男と男の真剣勝負の邪魔をされたという気分だったのではないでしょうか。
そして
あのバカを笑いたきゃ...
おれも一緒に笑え......!!!
出典:ワンピース
このセリフからも完全にルフィを気に入っているのが感じ取れます。
カタクリは「シャーロット・フランペ」の助太刀で受けたルフィの傷と同等レベルの傷を、自ら自分につけたのです。この行動により勝敗が大きく左右したのは間違いないと考えられます。
なぜならカタクリは"人生で一度も横たわったことがない"と言われているので、ここまでの負傷を負ったことがほとんどない、ということはここまでの負傷は未知の経験だった可能性があるのです。
出典:ワンピース
「シャーロット・フランペ」の邪魔により、カタクリは予定外の負傷を負い、未知のゾーンに突入したと考えられます。もし「シャーロット・フランペ」の邪魔がなければ、カタクリが勝利していた可能性の方が高かったのではないでしょうか。
カタクリは途中からルフィを生かしたいと考えた!?
カタクリはルフィ達が無事、ホールケーキアイランドを脱出したことを「シャーロット・ブリュレ」から聞き「にまっ」と喜んでいました。
なぜルフィが無事脱出したことを喜んでいたのでしょうか。それはルフィを気に入ったからだと思いますが、それでも負けた相手で、しかも自分のナワバリをめちゃくちゃにされた相手です。
もしかしたら戦いの中で凄まじい勢いで成長するルフィを見て、この男は今後どこまで成長するのか見てみたいという気持ちになったのではないでしょうか。
ビッグマム海賊団のホールケーキアイランドは平和な国です。しかし国民はビッグマムに平和と引き換えに寿命を渡しています。
おれの夢は......!!
世界中のあらゆる人種が「家族」となり
同じ目線で食卓を囲むこと
出典:ワンピース
ビッグマムの夢は素晴らしい夢です。しかしビッグマムは意味を履き違え、すべての人種を巨大化しようとしています。
カタクリも同じ思想であれば、カタクリは言葉の意味をしっかり理解していて巨大化ではなく、世界中の人種が差別なく平和に暮らせる世界を望んでいるのかもしれません。
根拠のない予想ですが、カタクリは、ルフィみたいな人間は世界を壊すのではなく平和にする、こういう人間は生かしておきたいと感じたのではないでしょうか。
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終わりに
なぜシャーロット・カタクリはルフィに負けたのかについて考察してみました。
個人的な結論は
ホールケーキアイランド編の時はカタクリの方が強かった。
ただルフィの成長と人間性を感じたカタクリは、ルフィを逃がしたい、生かしたらどうなるか見てみたい!!と感じはじめ
まるでルフィを稽古しているかのような戦い方で、ルフィに敗れた