第960話「光月おでん登場」感想
ワンピース第960話の感想そして考察です。
※単行本派の方はネタバレにご注意ください。
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ワノ国に「武器工場」はなかった
第960話は、過去の回想シーンから始まります。光月おでんが暮らしていた時代のワノ国には、武器工場はなく、大自然に囲まれていました。
現在のワノ国は、色々な場所に「武器工場」があります。ということは「カイドウ」がワノ国を支配してから「武器工場」が作られたということです。
「武器工場」では"武器"や"兵器"が作られ、闇のブローカー「ジョーカー」を通じて世界中に武器が密輸されていました。
「ジョーカー」がいなくなったことで、世界政府の諜報機関「CP-0」が直接、ワノ国に交渉しに来るくらいです。「武器工場」で作られていた"武器"や"兵器"は他の国では作れない特殊な品物だったに違いありません。
ドレスローザにあった武器には"酒鉄鋼"という特殊な鉱物が含まれていたことは、コアラの話から明らかになっています。
ドラゴンさん!
ドレスローザから運んで来た武器に
特殊な鉱物が含まれてたそうです!
"酒鉄鋼"って知ってます?
出典:ワンピース第803話
ワノ国の光月家は、代々続く「石工職人」の一族であり「ポーネグリフ」を作った一族でもあります。
ワノ国は職人のレベルが高いだけではなく「特殊な鉱物」も取れる特別な場所なのかもしれません。
もしかしたら、四皇「カイドウ」はこの「特殊な鉱物」に目をつけてワノ国を支配した可能性も考えられます。また、ワノ国の職人の技術力も欲しかったので、将軍オロチと手を組み、「職人の技術力」 + 「特殊な鉱物」を手に入れることに成功し、各地に武器工場を作り、世界中に武器をばらまき、世界をぶっ壊そうとしていたのかもしれません。
急げ"ジョーカー"最期の戦闘準備を整えろ!!!
こんな退屈な世界壊れてもいい!!!
世界最高の戦争を始めようぜ!!!
出典:ワンピース第795話
光月おでんの「破天荒エピソード」が半端ない
光月おでんの人生がざっくり語られました。その内容が「破天荒」過ぎて半端ないモノでした。
- 0歳:乳母を投げ飛ばす
- 2歳:うさぎを2羽同時に捕獲する俊足を披露
- 4歳:大岩を投げて熊を撃破
- 6歳:遊郭へ入りびたり城の金を使い込む
- 8歳:酒の勢いで博徒達を相手に大喧嘩
- 9歳:ヤクザ達のブラックリストに載り、賭場を出入り禁止
- 10歳:ヤクザと抗争、暴行障害で逮捕される。囚人として石工の棟梁までのぼり詰める
- 14歳:井戸が枯れ苦しむ人々の為、川を曲げて都に水を流し込む
- 15歳:"ハーレムの乱"を起こす。
※ハーレムの乱とは、夜な夜な都の女を攫いハーレムを築き上げた結果、それに怒り立ち上がった女達の「恋人」「夫」「親」そして「加勢する屈強な侍」達との戦いのこと。
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「破天荒エピソード」が半端ないですね。
5歳で「エルバフの村」を破壊させたビッグマムを思い出します。
都の身なし子「傳ジロー」の正体が判明!?
ついに「傳ジロー」の子供の頃の姿が描かれました。
その姿は、ゾロの師匠である「コウシロウ」に似ているような気もします。
以下、時系列を整理。
年表 | 説明 |
50年以上前 | 霜月コウ三郎がワノ国を違法出国 |
56年前 | 錦えもん誕生 |
51年前 | コウシロウ誕生 |
40年前 | イヌアラシ、ネコマムシ誕生 |
28年前 | クロッカス(当時45歳)がロジャー海賊団の船医となる |
25年前 | ロジャー海賊団が「偉大なる航路」を制覇 |
20年前 | 光月おでんが処刑される |
第960話の回想シーンは、41年前の回想シーンです。(第959話で39年前と書かれていましたが、少年ジャンプ47号で41年前だったと訂正されています。イヌアラシ、ネコマムシが生まれたのが40年前なのでその辺りが影響している?)
現在の錦えもんの年齢は36歳(本来であれば56歳)です。そして41年前は15歳です。またゾロの師匠である「コウシロウ」は10歳の時です。
回想シーンで登場した「傳ジロー」も10歳くらいの少年でした。ということは「傳ジロー」と「コウシロウ」が同一人物の可能性もありえそうです。
ただし50年以上前に「霜月コウ三郎」がワノ国を違法出国し「東の海」へ渡っているのです。そして「コウシロウ」の出身地は「東の海」です。
ということは「傳ジロー」と「コウシロウ」が同一人物という線はなさそうです。
ただ気になるのが
傳ジロー → 次郎(ジロー)
霜月コウ三郎 → 三郎(三郎)
コウシロウ → 四郎(シロウ)
気のせいかもしれませんが、次郎、三郎、四郎と共通点がある所です。
また、狂死郎 → 四郎(死郎)も関係する?
「霜月コウ三郎」がワノ国を違法出国したが50年以上前です。そして「コウシロウ」が生まれたのが51年前です。そう考えると「コウシロウ」の父親は「霜月コウ三郎」と考えるのが妥当です。
そして「コウシロウ」には兄がいた。(予想)
それが「傳ジロー」なんじゃないでしょうか。
「霜月コウ三郎」がワノ国を違法出国し、「コウシロウ」を生んだ。
そして父が違法出国しいなくなったので、「傳ジロー」は身なし子になった。と予想しています。